○1に該当するもののうち重要なものを史跡に、2に該当するもののうち重要なものを名勝に、3に該当するもののうち重要なものを天然記念物にそれぞれ指定し、その保護を図っています。そのなかでも特に重要なものについては、特別史跡や特別名勝、特別天然記念物に指定しています。
○また、開発等によって保護の必要が高まっている近代の記念物について、より緩やかな保護措置を講じ、所有者による自主的な保護を図る登録制度が設けられています。(参考:文化庁『我が国の文化政策』)
※件数が多いため、各地域ごとに紹介します。
庄原地域
西城地域(史跡)/(天然記念物)
東城地域(史跡・名勝)/(天然記念物)
口和地域
高野地域
比和地域
総領地域
全域(地域を定めず)
庄原市の史跡一覧
国指定
名称 | 地域 | 種類 |
寄倉岩陰遺跡 | 東城 |
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庄原市の名勝一覧
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庄原市の特別天然記念物一覧
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庄原市の天然記念物一覧
県指定
名称 | 地域 | 種類 |
蘇羅彦神社の杉 | 庄原 | 植物 |
横目堂のイチイ | 庄原 | 植物 |
諏訪神社のシラカシ林・コケ群落 | 庄原 | 植物 |
ゴギ | 西城 | 動物 |
熊野神社の老杉 | 西城 | 植物 |
西城浄久寺のカヤ | 西城 | 植物 |
大屋のサイジョウガキ | 西城 | 植物 |
北村神社の巨樹群 | 西城 | 植物 |
平子のタンバグリ | 西城 | 植物 |
東城川の甌穴 | 東城 | 地質鉱物 |
小奴可の要害桜 | 東城 | 植物 |
板井谷のコナラ | 東城 | 植物 |
帝釈始終のコナラ | 東城 | 植物 |
千鳥別尺のヤマザクラ | 東城 | 植物 |
森湯谷のエドヒガン | 東城 | 植物 |
新免郷谷のエノキ | 東城 | 植物 |
湯木のモミ | 口和 | 植物 |
上高野山の乳下がりイチョウ | 高野 | 植物 |
上湯川の八幡神社社叢 | 高野 | 植物 |
南の八幡神社社叢 | 高野 | 植物 |
円正寺のシダレザクラ | 高野 | 植物 |
金屋子神社のシナノキ | 高野 | 植物 |
領家八幡神社の社叢 | 総領 | 植物 |
下領家のエドヒガン | 総領 | 植物 |
上市のイロハモミジ群 | 総領 | 植物 |
市指定
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市内全域(地域を定めず)
特別天然記念物
オオサンショウウオ
読み方 | オオサンショウウオ |
指定 | 国指定 |
種別 | 記念物 |
種類 | 動物 |
指定年月日 | 昭和27年3月29日 |
所在地 | 地域を限らず |
構造形式 | 全長約50~120cm、大きいもので160cmにもなる。 体の背面は暗い褐色から茶褐色の地色に黒斑が散在する。 頭部は大きく、眼は全身にあるイボと同じくらいの大きさできわめて小さい。 |
○岐阜県以西の本州、四国、九州(大分県)の河川中~上流部に生息する。すべての個体が特別天然記念物である。
○他のサンショウウオ類と異なり、一生を水中で生活し、上陸することは稀である。広島県では山間部の山と畑が接する辺りを流れる中小河川が成体の主な生環境で、その上流の川岸の水面下に奥行き1~2mの繁殖巣穴(横穴)をつくる。寿命はよく分かっていないが、飼育下では50年以上生きたという記録がある。
○約6,000万年前の地層からもその化石が発見され、古代から現在まで姿かたちを変えていない、生きた化石の動物である。また、近縁種は中国と北米というかけ離れた地域に分布しており、生物地理学的にも興味深い。このように学術上非常に重要なものである。
○人工の堰堤が移動の障壁となったり、護岸工事によって産卵巣穴が消失するなど、生息環境が悪化している。このことから、近年では堰堤の改良や、本種の生態に配慮した護岸を設置するなど、保護対策が進められている。しかしその一方で、外来種・チュウゴクオオサンショウウオとの競合や遺伝的撹乱が危惧されている。環境省のレッドデータブックでは絶滅危惧II類に選定されている。
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