生まれたばかりの赤ちゃんは、お母さんから病気に対する抵抗力(免疫)を受けています。しかし、成長するにつれて、生後12か月までに、そのほとんどが失われてしまいます。このため、子ども自身で免疫をつくって、病気を予防する必要があります。その助けとなるのが「予防接種」です。
予防接種とは、感染症の原因となるウイルスや細菌、または菌が作り出す毒素の力を弱めて「ワクチン」をつくり、これを身体に接種して、その病気に対する免疫をつくることをいいます。予防接種は、子ども自身が重大な病気にかからないように、ということはもちろん、病気の流行を抑えて弱い人たちを守る、という目的もあります。
庄原市が実施している予防接種は次のとおりです。お子さんの年齢や体調に合わせて、計画的に接種しましょう。
予防接種の種類など (令和7年4月現在)
市が発行する「予防接種券」を使って、県内の受託医療機関で予防接種が受けられるシステムです。予防接種券ならびに予診票は、新生児訪問の時にお渡しするほか、下記の予防接種担当課で交付しています。
種類 | 接種期間 | 標準的な接種期間 | 接種回数および接種間隔 | |
ロタウイルス感染症 | ロタリックス(一価) |
生後6週~生後24週未満 (初回接種は14週6日まで) |
生後2月~24週未満 | 27日以上の間隔で 2回 |
ロタテック(五価) | 生後6週~生後32週未満 (初回接種は14週6日まで) |
生後2月~32週未満 | 27日以上の間隔で 3回 |
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小児肺炎球菌※ | 生後2月~60月未満 | 1~4回 | ||
ヒブ※ | 生後2月~60月未満 | 1~4回 | ||
B型肝炎 | 生後12月未満 | 生後2月~9月未満 | 27日以上の間隔で2回、第1回目から139日以上の間隔で1回 | |
四種混合※ (ジフテリア・破傷風・百日咳・不活化ポリオ) |
初回 | 生後2月~90月未満 | 生後2月~12月未満 | 20日以上の間隔で3回 |
追加 | 初回終了後、12月~18月未満 | 初回終了後6月 以上の間隔で1回 |
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五種混合 (ジフテリア・破傷風・百日咳・不活化ポリオ・ヒブ) |
初回 | 生後2月~90月未満 | 生後2月~7月未満 | 20日以上の間隔で3回 |
追加 | 初回終了後、6月~18月未満 | 初回終了後6月 以上の間隔で1回 |
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BCG(結核) | 生後1歳未満 | 生後5月~8月未満 | 1回 | |
麻しん風しん混合 | 1期 | 生後12月~24月未満 | 1回 | |
2期 | 5歳以上7歳未満で小学校入学前の1年間 | 1回 | ||
水痘(水ぼうそう) | 初回 | 生後12月~36月未満 | 生後12月~15月未満 | 1回 |
追加 | 初回終了後、6月~12月未満 | 初回終了後3月以上の間隔で 1回 |
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日本脳炎 | 第1期 初回 |
生後6月~90月未満 | 3歳~4歳未満 | 6日以上の 間隔で2回 |
第1期 追加 |
4歳~5歳未満 | 初回終了後6月 以上の間隔で1回 |
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第2期 | 9歳~13歳未満 | 9歳~10歳未満 | 1回 | |
子宮頸がん | 小学6年生~高校1年生相当の女子 | 3回 | ||
二種混合(ジフテリア・破傷風) | 11歳以上13歳未満 | 11歳~12歳未満 | 1回 |
※ヒブと小児用肺炎球菌は接種開始年齢により接種回数が異なります。
※令和6年4月1日より4種混合ワクチンにヒブワクチンが追加され、五種混合ワクチンの接種が始まりました。
4種混合ワクチンとヒブワクチンで接種を開始した方は、原則同一ワクチンでの接種となります。
※庄原市では任意接種の「おたふくかぜ」と、満3歳から小学校就学前までの子どもさんへ「水痘(水ぼうそう)」の予防接種費用の助成をしています。詳しくは、下記のページをご覧ください。
→おたふくかぜ、水痘の予防接種費用の助成について
麻しん風しん混合(MR)ワクチン予防接種期間の延長について
令和6年度において麻しん風しん混合(MR)ワクチンの一時的な供給不足が生じたことに伴い、接種の対象期間内に接種をすることができなかった方の接種機会を確保するため、次の要件に該当する方は定期接種の期間が令和7年4月1日から令和9年3月31日まで延長されることになりました。
【対象者】
予防接種の種類 |
延長対象者 |
接種期限めやす |
MR1期 |
・令和4年4月2日~令和5年4月1日生まれ ・供給の関係でワクチンを接種することができなかった方 |
4歳になった以後最初の3月31日まで |
MR2期 |
・平成30年4月2日~平成31年4月1日生まれ (令和7年度小学校1年生) ・供給の関係でワクチンを接種することができなかった方 |
小学校2年生が終了する3月31日まで |
ロタウイルスワクチンについて
ロタウイルスワクチンは2種類あり、どちらか1種類を接種します。
接種回数や摂取量が異なるため、同一ワクチンにより接種を完了する必要があり、途中でワクチンの変更はできません。
[共通事項]
※標準的な接種開始時期は生後2か月からです。
※初回接種は14週6日までに受けてください。
(厚生労働省ホームページより)
※ロタウイルスについてのご案内(厚生労働省のホームぺージ)
日本脳炎予防接種について制度改正のお知らせ
平成23年5月20日付けで予防接種法施行令等が改正になり、平成7年4月2日生れ~平成19年4月1日生れまでの日本脳炎予防接種未接種の方については、20歳未満までの間、接種していない回数を受けられることになりました。
ご不明な点は、予防接種担当部署へお問い合わせいただくか、下記厚生労働省のホームページをご覧ください。
※日本脳炎の予防接種についてのご案内(厚生労働省のホームページ)
子宮頸がん予防ワクチンについて
予防接種を受けるときは
1.予防接種は健康状態の良いときに受けるのが原則です。
何か気になること、わからないこと、心配な病歴などがあれば、必ず前もってかかりつけ医または予防接種担当課にご相談ください。
2.受ける前に、母子健康手帳や説明文、右の冊子などをよく読んでおきましょう。
3.前回受けた予防接種との接種間隔や対象年齢受けることのできない事項に該当していないかなど、よく確認しましょう。
4.前日は入浴またはシャワーをして体を清潔にし当日は清潔な衣類を身につけましょう。
5.必ず、日ごろの健康状態をよく知っている保護者が連れて行きましょう。
6.予診票は、子どもの健康状態を知るためにとても大切なものです。漏れのないよう正しく記入しましょう。
7.医療機関によって、実施日や受付時間などが異なりますので、確認の上受けに行きましょう。
また、予約が必要な医療機関には、必ず事前に申し込みをしましょう。
当日医療機関へ持って行くもの
- 予防接種券
- 予診票
- 母子健康手帳(乳幼児)
※予防接種券や予診票を紛失したり汚損で使えなくなった場合は、再発行しますので下記の予防接種担当課へ取りにお越しください。
●お問い合わせ先
保健医療課医療予防係 | 電話番号 | 0824-73-1155 |
住所 | 庄原市中本町一丁目10-1 | |
西城支所地域振興室 保健福祉係 |
電話番号 | 0824-82-2202 |
住所 | 庄原市西城町中野1339(しあわせ館) | |
東城支所地域振興室 保健福祉係 |
電話番号 | 08477-2-5131 |
住所 | 庄原市東城町川東1175 | |
口和支所地域振興室 市民生活係 |
電話番号 | 0824-87-2112 |
住所 | 庄原市口和町向泉942 | |
高野支所地域振興室 市民生活係 |
電話番号 | 0824-86-2115 |
住所 | 庄原市高野町新市1171-1 | |
比和支所地域振興室 市民生活係 |
電話番号 | 0824-85-3001 |
住所 | 庄原市比和町比和1119-1 | |
総領支所地域振興室 市民生活係 |
電話番号 | 0824-88-3063 |
住所 | 庄原市総領町下領家280-1 |