1.本ビジョン策定の趣旨
本市の森林面積は1,047平方kmで、全市域面積の約84%を占めており、本市の林業は従来から基幹産業として、里山に密着した暮らしの中で営まれてきました。
しかし、近年木材の燃料としての需要が失われるとともに、材価の大幅な下落等により経営や資産としての山林の魅力が低下し、森林の手入れが放棄され、森林の機能が失われてきています。
こうした中、平成31年4月に施行された「森林経営管理法」により、森林所有者と市町村の森林管理に係る責務が明確化されるとともに、森林の整備のための財源が「森林環境譲与税」として、令和元年度以降毎年安定的に各自治体に配分されることとなりました。
また、令和元年11月には本市と株式会社ウッドワンとの間で「庄原材活用のための連携協定」を締結し、同日付で設立した本市と本市に関係する企業、団体等によって構成する「庄原材活用研究会」にて、関係者が協働して調査研究する仕組みが整ったところです。
森林の経済サイクルは半世紀以上と長期にわたることから、計画性をもって投資と収穫を循環させる必要があります。
このたび本市の豊富な森林資源を有効活用しながら次世代にしっかりと繋いでいくために、これら2つの動きを大きなチャンスととらえ、市民や関係者全員が共有する「庄原の森林(もり)」の将来像を描き、22世紀を生きる次世代に豊かな森林(もり)を繋げるための方向性を示すため、「22世紀の庄原の森林(もり)ビジョン」を策定しました。
2.本ビジョンの位置付け
本ビジョンは、本市の最上位計画である「第2期庄原市長期総合計画」の個別計画となる「庄原市林業振興計画」を補完するもので、法定計画である「庄原市森林整備計画」とも連携しています。
3.計画書
22世紀の庄原の森林(もり)ビジョン(5,724KB)「22世紀の庄原の森林(もり)づくりプラン」は、こちらからどうぞ。