本市の森林・林業・木材産業では、令和元年度に2つの大きな動きがありました。
1つ目は、森林経営管理法の施行と国からの森林環境譲与税の自治体への交付開始、
2つ目は、大手建材メーカーとの庄原材活用のための連携協定締結です。
本市は、これらの動きを大きなチャンスととらえ、先人が築いてきた豊富な森林資源を有効活用しながら次世代へしっかり引き継いでいくために、令和2年3月、「22世紀の森林(もり)ビジョン」(以下「ビジョン」という。)を策定しました。
「22世紀の森林(もり)ビジョン」は、こちらからどうぞ。
ビジョンでは、「儲かる循環型林業」の実現を「22世紀の庄原の森林(もり)の到達点」とし、「環境」、「経済」、「人」の3つの分野それぞれの目指す姿を明らかにしました。
本プランには、ビジョンに定めた目指す姿を実現するために、バックキャスティング(※1)の視点から検討した「今、取り組むべき課題」とともに、課題解決のための「戦略」及び令和3年度から令和7年度までの「5年間の取組内容」を記述することとし、プランの内容を次の4章で構成しています。
章 | 内容 | |
1 | 目指す姿(22世紀の庄原の森林(もり)の到達点) | ビジョンに定めた目指す姿 |
2 | 課題と方向性 | ビジョンで示した「森林・林業・木材産業をとりまく現状と課題」をもとに、本市の現状をさらに深掘りし、今、取り組むべき課題と方向性を整理 |
3 | プラン(政策立案)の考え方 | ビジョンに示した考え方 |
4 | 対策 | 「環境」、「経済」、「人」の3つの分野それぞれについて、令和3年度から令和7年度までの5年間の戦略と取組内容を整理 |
また、近年、地球環境や社会・経済の持続性への危機意識を背景として、持続可能な開発目標(SDGs)(※2)に基づく取組が世界的に加速しており、本プランもSDGsに示された17の目標と本プランにおける各政策との関係性を、国(林野庁)が示した考え方に基づいて記載しています。
さらに、本プランの取組結果については、ビジョンに基づいて、令和7年度に検証することとしており、PDCAサイクルを機能させながら次期プランに反映させることで、22世紀にふさわしい庄原の森林(もり)を着実に実現していきます。
※1 バックキャスティング:将来の「あるべき姿」を見据えて、今行うべき取組を考える思考法。
※2 持続可能な開発目標(SDGs):国連の持続可能な開発のための国際目標。17のグローバル目標と169のターゲット(達成基準)からなる。
2.本プランの位置付け
3.計画書
22世紀の庄原の森林(もり)づくりプラン
表紙、P.1~P.5(5.69MB)
P.6~P.29(8.44MB)
P.30~P.45(5.67MB)
P.46~P.68(7.89MB)
P.69~P.70、附属資料編P.1~P.9、裏表紙(6.49MB)
概要(1.46MB)