可燃物の焼却処理を行う施設です。
配置図
施設概要
●施設区分:エネルギー回収型廃棄物処理施設
●処理能力:34t/日(17t/16h×2炉)
●処理方式:準連続燃焼式
●敷地面積:6,497㎡
施設の見学・利用
施設見学および施設を利用したい場合には、申請をお願いします。
施設見学申請書(doc:32KB)
施設の説明
1.受入供給設備
計量機
施設に搬入されるごみはすべて計量機で計量され、ごみ焼却のためのデータとして管理されます。
又一般のごみ搬入は、入口で計量した後、出口で料金の自動精算を行います。
プラットホーム
プラットホームには2門の投入扉が配置されており、
パッカー車は効率よくごみの投入作業ができるようになっています。
ダンピングボックス
一般のごみ搬入車は、ダンピングボックスに一度ごみをうつし、
不適物がない事を確認した後ごみピットへ投入します。
ごみピット・ごみクレーン
ごみを集積し、クレーンで攪拌します。
ピットには5日分(1000㎥)のゴミをためる事が出来ます
ごみクレーンはごみを焼却炉に投入する作業と、ごみをより燃えやすくするための撹拌作業に使用します。
本施設はごみクレーンを2台設置しており、故障の際にも直ぐに対応できるようにしています。
2.電気計装設備
中央制御室
制御用コンピュータシステムにより、焼却炉の運転状況をリアルタイムで監視し、
安定した焼却を可能にしています。又、施設の場内、場外に設置してあるTVカメラで、
炉内の燃焼状態やごみの搬入状況も監視することができ、施設の一貫した管理が行われています。
3.燃焼設備
焼却炉
さまざまなごみに対応し安定した焼却を行うためストーカ式の焼却炉を採用しています。
4.ガス冷却設備
ガス冷却室
焼却炉で950℃程度まで上昇した排ガスを、水を噴射して400℃まで急速に温度をさげます。
5.排ガス処理設備・脱臭処理設備
集じん器(バグフィルタ)
排ガス中のダイオキシン類や有害ガスに薬品を投入し中和、吸着させ、飛灰と薬品をあわせて装置内の円筒状のろ布で捕集し、ダイオキシン類や有害物質を除去します。
煙 突
煙突は59.2mの高さとなり、隣接する周辺環境に配慮した高さとなっております。
脱臭装置
施設内の臭気を取り込み無臭化する装置です。
7.灰出し設備
飛灰貯留槽
ガス冷却室、空気予熱器、集塵器から排出した飛灰を飛灰排出装置で飛灰貯留槽に貯留した後、ジェットパック車
にて場外に搬出します。
8.余熱利用設備
温水設備
温水発生器で出来た温水を貯留して、ロードヒーティングや生活温水として使用します。
ロードヒーティング
余熱利用の一貫として冬季進入路や、玄関近くの駐車場に融雪装置として設置されています。