10代のころに「家族で代々受け継がれてきた農業を自分の仕事とする」と志し、現在は、約50品目の苗とホウレンソウを栽培・出荷している下宮さんを紹介します。
▼下宮直城(しもみやなおき)さん(左)と息子の大和(やまと)さん
農業とやりがい
進路を農業と決めて、農業を学べる学校へ入り、そのまま農家になりました。自然相手の仕事なので、気温や天候に左右されます。梅雨は、時期や期間、雨量が毎年異なり、同じ年はありません。大変ですが、毎日自然を感じられることがとても楽しいです。
3月から5月は繁忙期で休みはありませんが、それ以外は自分で調整して休めるところも魅力です。土日を休みにし、家族で息子の高校野球の応援へ行くことを楽しみにしています。
人とのつながり
地域の人はみんな知り合いで、お互いに助け合いながら生活しています。地域全体が大きな家族のような感じです。
1月号で紹介されていた田盛将也さんとは、住んでいる地域は違いますが、農業の後輩であり、一緒に野球や釣りをする仲間でもあります。農業について話したり、お互いの農場を視察したりしています。
農業を始めて24年経ちましたが、農業は1年に1回しか作っていません。まだ未熟だと思うと同時に、この経験や知識はとても貴重なものだと思っています。自分が学んできたこと、受け継いできたことを途切れさせないよう、いずれは誰かに伝えられたらと思っています。