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高野町で飲食店と農産加工グループを営んでいる出口富子さん

高野町和南原地区唯一の飲食店を営み、地域の女性たちとさまざまな活動を続けている出口さんに話を聞きました。



▼出口 富子(でぐち とみこ)さん
出口富子さん.jpg


高野町で暮らす

私は高野町で生まれ育ち、約2年間ほど就職で町外に出ましたが、結婚を機に帰ってきて以来、ずっと高野町で暮らしています。
結婚後は子育てが忙しく、また大根農家としての仕事に追われ、高野から出て都会で暮らしたいと思う時間はありませんでした。
今から34年ほど前、このまま大根農家を続けるのか悩み、夫婦で話し合って飲食店にチャレンジすることを決めました。近所の同級生2人を誘ってお食事処を立ち上げました。その2人は数年前に年齢を理由に引退し、現在は1人で営業しているので、自分の都合に合わせてお店を開けています。
私も高齢になったのでそろそろ閉めようかなと考えることもありますが、地域の人たちが「お店がなくなったら困る!」と言ってくれるので、もう少し頑張ってみようと思っています。

楽しみな時間
飲食店を開くより前から続けているのが、大根の加工です。地域の女性たちと、規格外の大根や切れ端を有効活用できないかと考えていたところ、切り干し大根にすることを思いつき、加工グループを作りました。今では切り干し大根だけでなく、はりはり漬けや混ぜご飯の素も作って、道の駅に出荷しています。
メンバー全員が高齢になりましたが、やめようという言葉は誰からも出ません。作業を1時間して、そのあと2時間くらいお茶をしながら、みんなと話すのが楽しいので続けることができています。こういう人たちが周りにいて、気軽に声を掛け合って過ごしているのが、この町で暮らしていける1番の理由だと思います。

※「用語解説」のご連絡については、ウェブリオまでお問い合わせください。

自治定住課
お問い合わせ
自治定住係:住民自治の推進、コミュニティ振興、地縁団体、自治振興区、集会所整備、空き家バンク、転入定住施策など
電話:0824-73-1209