人と人とのつながりを大切にしながら、自発的なまちづくりに取り組む皆さんをご紹介します。
▼口和本の会
岩瀧朋子(いわたきともこ)さん

口和本の会
学校の週5日制が、平成14年に始まったことをきっかけに、休日になった土曜日を生かして、子どもたちの豊かな心を育みたいとの思いから、本の読み聞かせを行うボランティアグループが立ち上がりました。
被爆体験記の朗読
平成17年からは、国立広島原爆死没者追悼平和祈念館の「被爆体験記を読み語るプロジェクト」のマニュアルに沿って、被爆体験記朗読ボランティアの活動を行っています。
メンバーと一緒に、市内の小中学校や自治振興センターなどを訪れ、被爆体験記や原爆詩、戦没者の遺書を朗読しています。
原爆が広島・長崎に投下されてから75年が経過し、被爆者の高齢化が進む中、被爆体験の継承が切実に求められています。被爆者が記した体験記や原爆詩には、原爆の恐ろしさや原爆投下直後のことを直接知る人だけにしか書けない、真実や心情がつづられています。
朗読を通じて戦争と原爆の悲惨さを次世代に語り継ぎ、命の尊さ、平和のありがたさを多くの人に伝えたいと思っています。