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ママたちの本音座談会(庄原暮らしに関する子育て世代の声)

市外で生まれ育ち、庄原で子育てをしているママたち。
彼女たちに庄原市の子育て事情はどう映っているのでしょうか。
子育て支援センターで出会った仲良し4人組が、子育てについて本音をぶちまけます。
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古川さん
 庄原って遊ぶところがないっていうけど、土日はみんなどこで遊びよるん?うちは備北丘陵公園の無料エリア「ふらり」とかひだまり広場(子育て支援センター)に行くぐらい。

山﨑さん 子どもが小さい時はひだまり広場ばっかり行ってたけど、最近は近所の子どもと遊びたがるようになってきた。

松田さん うちは3人連れてどっか行く元気ない(笑)。家の畑が広いからひたすら虫捕まえて遊んでる。子どもは基本的に虫網さえあればどこでも遊べるよね。

古川さん いつも遊ぶ人を求めて外を彷徨ってる(笑)。

山﨑さん 近所の田んぼのあぜ道を駆け回ったり、側溝でザリガニやイモリ、カエルを捕まえたり。自然と触れ合いながら遊べるのが楽しい。

藤本さん 整えられた遊び場っていうのは少ないけど、ここじゃないとできん経験って貴重よね。

古川さん いい大学に入ればいい企業に就職できる学歴社会も終わって、AIもどんどん進化してる。これからは人間力を育てる子育てをしていきたい。イレギュラーなことに対応する力って、自然から学ぶことが多いんじゃないかな。

藤本さん ハウツーが通用しないのが自然の中での遊び。自分で判断しなければならないことも多いから。この環境を活かして強くたくましい子になってほしいな。

山﨑さん 庄原は虫が多いけど、ゴキブリ見んよね?大分の時はバンバン出よったけど。

松田さん 確かに!寒いからかな?なんにしてもありがたい。

古川さん はっとうじの数は尋常じゃないけどね(笑)。

松田さん はっとうじはお酢を入れた瓶を近づけると自分から入ってくるよ。近所のおじさん直伝の対峙法。

藤本さん 虫の話、多くない?(笑)。庄原って子育て関係の事業も充実しとるよね?

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古川さん 不妊治療した時の助成金とか出産祝い金とか、いろいろもらえるよね。お金の支援は単純にうれしい。保育所も学校保育も基本的に入れる。青森、栃木、大阪にも住んだけど、庄原の人は暖かいよ。ぎゃん泣きした子ども外であやしたら、近所のおばちゃんがおもちゃ持って飛び出してきてくれる(笑)。

藤本さん 近所のおばちゃん、店のレジの人、看護師さん、みんなやさしくて安心するよね。

古川さん 母が和歌山から来たとき「知らん人なのに普通に話しかけてくれた」ってびっくりながら「なんかええなあ」と言ってたの思い出す。

松田さん 地域と人との距離感が近いよね。みんなで一緒に伝統行事の大花田植えをしたり、小学校の運動会は町民運動会になって地域の人も参加する。楽しむことを共有できるってやっぱりいいなーって思う。

古川さん 宅配便のおっちゃんも距離感近い。顔見知りになったら「今日おる?おらんのん?」って直接電話してくるし(笑)。

山﨑さん 子連れだから行きにくいっていうお店もないよね。都会の密集地で子育てすると気をつかうことも多いかもしれないけれど、どこか心に余裕がある感じはするね。

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古川さん でも正直、子育て支援センターでみんなと出会わんかったら、私今頃、鬱やな。

松田さん 子育て支援センターは、遠足とかミニ運動会とか、お楽しみ会なんかの行事もあるし、子育てサークルも活動しているから行きやすかった。いつも同じママに会うから、自然と仲良くなれるよね。

藤本さん 近所に年配の人はいっぱいおるけど、同世代の友達ができるのは大きいよね。

山﨑さん 聞いてもらえるだけで救われることもたくさんあった。みんなで助け合いながら子育てしている実感が持てて、ひとりで子育てしてるんじゃないと思えるんよ。

藤本さん 「ママ友は怖い」っていう世間のイメージだけで、外の世界に出んのはもったいないよね。よく聞くボスママとか見たことないもん。

古川さん 頼りすぎず、頼らせすぎず、いいバランスで成り立ってる。戦友って感じだね。

藤本さん ママたちのパワーは凄い。去年、先輩ママグループが立ち上がって小児科を新しく誘致した。それまでは、日赤病院しかなくて、待ち時間も凄く長いし診療も16時まで。学校が終わってから連れていくってほぼ不可能。水曜の午後は休診だし。

古川さん とにかく子どもの病院は苦労したね。

松田さん 小児科の負担を軽くするために新生児を診てくれる産婦人科も復活したし、病児保育もできた。

山﨑さん 先輩ママたちが声を上げて、私たちも署名活動したり市議会を傍聴しに行ったりして、活動に参加させてもらった。ママたちの声が子育て環境を改善させることができるってすごいことよね。

古川さん 議会を傍聴した時には、市長が市長室に招いてくれて直接、要望を聞いてくれたよね。

山﨑さん そういう意味でも庄原市は自分たちの意見が言える子育てしやすい町と言えるんじゃないかな。

古川さん 田舎だから学校とか習い事とか、買い物する場所とか、いろんな面で選択肢は確かに少ない。でも田舎暮らしをチャンスと受け止めて前向きに捉えれば、都会ではできない子育てのメリットもたくさん感じられるんじゃないかな。

※「用語解説」のご連絡については、ウェブリオまでお問い合わせください。

自治定住課
お問い合わせ
自治定住係:住民自治の推進、コミュニティ振興、地縁団体、自治振興区、集会所整備、空き家バンク、転入定住施策など
電話:0824-73-1209