比和自然科学博物館と現在お住いの古民家との出会いをきっかけに、庄原市へ移住され、野生動物の研究や農業を行い、比和自然科学博物館の客員研究員もされています。
▼栁井徳磨(やないとくま)さん
古民家と絶景
東広島市の山間地で育ち、大学で獣医学や野生動物学の研究、教育に携わってきたので、研究をつづけながら自然の中で暮らしたいと思っていました。そんな中、現在の家と比和自然科学博物館に出会いました。
家から見える景色は、雄大な山々と清流西城川、それに芸備線のかわいい列車が見事に調和していて絶景です。スイスのアルプス山間の村にも匹敵すると思っています。近所の人もとても親切で、地域の魅力を探したり、農業の相談に乗ってもらっています。
研究と比和自然科学博物館
比和自然科学博物館は、モグラの研究や展示、チョウやクジラの化石の展示と充実しており、比和の里山の魅力と相まって、とても感銘を受けました。
モグラの研究で有名な中村慎吾名誉館長にもお会いすることができ、大変嬉しく思います。市内に住み始めて、すぐに客員研究員の申請を行い、受理されましたが、新型コロナウイルスによって博物館が休館になったため、まだ研究員としては活動できていません。
現在は、自宅で野生動物の研究を行っています。今後も庄原の雄大な自然の中で野生動物の研究を行ったり魅力を発信していきたいと思います。