食品ロスとは?
食品ロスとは、手つかず食品や食べ残しなど、本来食べられるのに廃棄される食品のことです。年末年始やお盆の時期は、帰省や行事を通じて家族や友人等で集まって食事をする機会が増えます。
そのため、食品ロスの発生が多くなる時期になります。
食品ロスの現状
農林水産省と環境省の推計(平成29年度)では、全国で年間2,550万トンの食品廃棄物等が排出されており、そのうち約612万トンが食品ロスです。これは国民一人当たりに換算すると、「お茶碗1杯分の食べ物」を毎日捨てていることになります。
日本の食料自給率は現在38パーセント(令和元年度)で、大半を輸入に頼っていますが、その一方で、食べられる食材を大量に廃棄しているという現状にあります。
食品ロス削減のために
食品ロスの約半分は一般家庭から出ていると推計されています。庄原市の家庭から出る「燃えるごみ」のうち、約3割は生ごみで、この中には、多くの「食品ロス」が含まれていると考えられます。
したがって、「出てしまった生ごみを減らす」という生ごみの水切りや生ごみ処理機の活用などのほか、「生ごみの発生を減らす」という食品ロス削減は、大幅なごみ減量効果が期待できます。
家庭から出る食品ロスを減らそう
家庭における食品ロスの内訳
家庭から出る食品ロスは、「直接廃棄」・・・冷蔵庫に入れたままにしたり、調理されず食卓に上がらなかった食品
「過剰除去」・・・皮を厚くむきすぎたり、取りすぎた部分
「食べ残し」・・・作りすぎなどで食べ残された料理 の3種類に大別できます。
家庭でできること
実践できた箇所をチェックしてみましょう↓1 | 買い物編 | ・買い物の前には冷蔵庫の中の食材を確認する | □ |
・値段が安くなっている食材を必要以上に買わない | □ | ||
・すぐに食べるものは、消費期限の近いものを買う(陳列棚の奥から取らない) | □ | ||
2 | 調理編 | ・残っている食材から使う | □ |
・野菜や果物の皮は厚むきしない | □ | ||
・食べきれる分だけ作る | □ | ||
3 | 食事編 | ・好き嫌いせず、残さず食べる | □ |
消費者庁が、日々の生活から発生している食品ロスの量を1週間記録できるチェックシートを作成しています。
まずは自分の出した食品ロスの量を把握するところからはじめてみましょう。
消費者庁 計ってみよう!家庭での食品ロス(令和元年11月版).pdf[3459KB]
環境省 食品ロスポータルサイト
ecoひろしま~環境情報サイト~(広島県)