かつての日本では、「相身互い」「おたがいさま」といった相互扶助の精神が人々の暮らしを支えていました。しかし、戦後から高度経済成長を経て、地方から大都市への人口流出が続き、産業構造や人口バランス、地域コミュニティまでもが著しく変動する中で、暮らしを支える行政の役割や領域は確実に広がっています。ここ数十年を振り返ってみても、公的事業や公的支援により、相当な成果を得るに至っていることも事実です。
しかしながら、近年における地域社会の更なる変容、複雑・多様化する住民要望に対し、既存の制度やシステムのもとで行政のみが担い、対応することは不可能であり、適切とは言えません。
合併により広大な面積を持つようになった庄原市は、人口の減少、基幹産業の衰退、厳しい財政状況をはじめ、各分野に及ぶ地域特有の課題が年々深刻化しており、これまで以上に市民と行政が力を合わせることを前提に、市民が主体的に考え、行動する「市民が主役のまちづくり」を進めていかなければなりません。
自治振興区とは
自治振興区は、区域内にある自治会や行政区など、一定の地域に生活する人が参加し、良好な地域社会の維持や発展を目的とした団体または組織です。
地域の実状により、その規模に差異はあるものの、概ね旧町村単位で組織されています。
自治振興区には、地域内のコミュニティを醸成し、地域の主たる担い手として、地域特性を活かしたまちづくりを進める役割があります。
自治振興区の状況
新市誕生とあわせて市内全域に自治振興区が設立されました。 地域別の自治振興区数は次のとおりです。(平成28年4月現在)
地域名 | 自治振興区数 |
庄原 | 8 |
西城 | 2 |
東城 | 7 |
口和 | 1 |
高野 | 2 |
比和 | 1 |
総領 | 1 |
合計 | 22 |
自治振興区ごとの人口状況(令和5年10月1日現在)は下のファイルをご覧ください。
R5.10.1自治振興人口
庄原市自治振興区連合会について
庄原市自治振興区連合会は市内各地域の自治振興区の代表者で構成されています。 庄原市内の自治振興区相互の連携・交流を行うとともに、行政および各種団体と協力して自治振興区活動を促進し、地域の活性化に寄与することを目的としています。 庄原市自治振興区連合会のHPで、各自治振興区の紹介を行っていますので是非ご覧ください。
自治振興区連合会のホームページ