ワーク・ライフ・バランスとは?
ワーク・ライフ・バランスとは、日本語で言うと、「仕事と生活の調和」です。
内閣府の「ワーク・ライフ・バランス憲章」には、ワーク・ライフ・バランスが実現された社会とは、 「国民一人ひとりがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる社会」 と記されています。
具体的には、
(1)就労による経済的自立が可能な社会
経済的自立を必要とする者、とりわけ若者がいきいきと働くことができ、かつ、経済的に自立可能な働き方ができ、結婚や子育てに関する希望の実現などに向けて、暮らしの経済的基盤が確保できる。
(2)健康で豊かな生活のための時間が確保できる社会
働く人々の健康が保持され、家族・友人などとの充実した時間、自己啓発や地域活動への参加のための時間などを持てる豊かな生活ができる。
(3)多様な働き方・生き方が選択できる社会
性や年齢などにかかわらず、誰もが自らの意欲と能力を持って様々な働き方や生き方に挑戦できる機会が提供されており、子育てや親の介護が必要な時期など個人の置かれた状況に応じて多様で柔軟な働き方が選択でき、しかも公正な処遇が確保されている。
とされています。
仕事、家庭生活、地域活動、自己啓発など、さまざまな活動について、一人ひとりが希望するバランスで展開できることが、活力ある社会づくりにつながります。
ワーク・ライフ・バランスは、明日への投資
ワーク・ライフ・バランスへの取り組みは、働く人にとっても、事業所にとってもそれぞれにメリットがあります。
●働く人にとっては
・仕事とプライベートのバランスがとれて、心身の健康が維持できる。
・家事や育児、介護と仕事の両立が可能になる。
・余暇活動や自己啓発、地域活動への参加など、充実した生活を送ることができる。
・プライベートが充実することによって仕事の効率やモチベーションがアップする。・・・など
●事業所にとっては
・長時間労働が減ることで従業員の健康が守られる。
・従業員の満足度や仕事への意欲が高まる。
・離職を防ぐことができ、有能な人材が確保できる。
・仕事以外の活動により、創造性が養われたり資格を取得したりするなど従業員の能力向上につながる。
・企業イメージが向上する。・・・など
ワーク・ライフ・バランスに関する意識調査
平成25年度に、庄原市内の事業所を対象に「ワーク・ライフ・バランスへの取組および女性の登用に関する調査」を実施しました。
調査の結果はこちらです。⇒市民意識調査結果