○庄原市の記念物一覧と他地域の記念物についてはこちらから
史跡一覧
天然記念物一覧
国指定
名称 | 地域 | 種類 |
比婆山のブナ純林 | 西城 比和 |
植物 |
県指定
名称 | 地域 | 種類 |
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史跡
吾妻山カンナ残丘・カンナ遺構

読み方 | あづまやまカンナざんきゅう・カンナいこう |
指定 | 市指定 |
種別 | 記念物 |
種類 | |
指定年月日 | 平成2年10月16日 |
所在地 | 庄原市比和町森脇 |
構造形式 |
○18世紀、たたら製鉄の際、砂鉄の収集を行うために鍬やつるはしで崩され残った山の跡(カンナ残丘)や、人工的に作られた水路の跡(カンナ遺溝)が残っている。
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古家真屋敷跡

読み方 | こけまやしきあと |
指定 | 市指定 |
種別 | 記念物 |
種類 | |
指定年月日 | 平成7年2月20日 |
所在地 | 庄原市比和町森脇 |
構造形式 |
○たたら製鉄の盛んな頃、森脇地区の元締めでとして権力をふるった古家真家の住宅跡。「山止め」「水の手」「大手」などの緻密な石垣を残している。
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天然記念物
比婆山のブナ純林

読み方 | ひばやまのブナじゅんりん |
指定 | 国指定 |
種別 | 記念物 |
種類 | 植物 |
指定年月日 | 昭和35年7月15日 |
所在地 | 庄原市西城町油木 庄原市比和町三河内 |
構造形式 | 約89.9ha(比和側約5.6ha、 西城側約84.3ha) |
○比婆山は、古事記においてイザナミが葬られた『比婆之山』であるとして古来より神聖視され、聖域として扱われてきたため、伐採等から免れたといわれている。
○ブナ林は日本海型と太平洋型とに大別され、ブナと共に森をつくる植物の種類が異なっている。当地のブナ林は二つの型の要素を兼ね備えた遷移的な性格を持つブナ林としては、もっとも南に位置しており、学術的に注目される。なおかつ、先のような事情から極相林としてよく保存され、豊かな森林が形成されている。
○また、当地で最大の木は胸高幹囲3.7mに達し、 県下第1位である。
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慶雲寺シラカシ林

読み方 | けいうんじシラカシりん |
指定 | 市指定 |
種別 | 記念物 |
種類 | 植物 |
指定年月日 | 平成2年10月16日 |
所在地 | 庄原市比和町三河内 |
構造形式 |
○勝光山慶雲寺の裏山には根本周囲3.8 mをはじめとするシラカシが林を形成しているが、標高580mの当地においてこのようにシラカシ林が形成されるのは植生的に興味深い。なおかつ県内に自生する林としては北限にあたるもので、学術的に貴重である。
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吾妻山備北層群

読み方 | あづまやまびほくそうぐん |
指定 | 市指定 |
種別 | 記念物 |
種類 | 地質鉱物 |
指定年月日 | 平成2年10月16日 |
所在地 | 庄原市比和町三河内 |
構造形式 |
○比和町三河内から吾妻山へ登る林道沿いにある。
○海底にあった角の取れた石の堆積が見られる地層で、今から2500万年前には吾妻山の周辺が海の底だったことを物語る。
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吾妻山のアカイタヤ

読み方 | あづまやまのアカイタヤ |
指定 | 市指定 |
種別 | 記念物 |
種類 | 植物 |
指定年月日 | 平成29年8月18日 |
所在地 | 庄原市比和町森脇 |
構造形式 | 胸高幹囲:3.64 m 樹高:約35 m |
○アカイタヤは北海道、本州北部~中国地方にかけて、日本海側の多雪地帯に主に分布するイタヤカエデの一種で、日本固有種である。芽吹き時に新芽や葉柄が赤みを帯びることが和名の由来となっている。オニイタヤとはよく似ているが、葉の裏がほとんど無毛であることで区別される。エンコウカエデとは葉の形で区別できる。
○中国地方では鳥取県、島根県の山地では大木が見られるものの、広島県ではめったに見られない樹木で、本樹のような巨木が存在することは極めて珍しい。このように、本樹はアカイタヤの分布を考える上で学術上重要であると考えられる。また、本樹は地上約2.5 mで6本の支幹に分かれた壮大な樹形となっており、鑑賞上の価値も高い。
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比婆山のイチイ群

読み方 | ひばやまのイチイぐん |
指定 | 市指定 |
種別 | 記念物 |
種類 | 植物 |
指定年月日 | 昭和43年6月10日 平成29年8月18日(追加指定) |
所在地 | 庄原市西城町油木 庄原市比和町三河内 |
構造形式 | 比婆山御陵の峰・標高1,200m以上の区域 胸高幹囲1m以上のもの95本(追加指定時)、他若齢木 |
○イチイは樹高15~20mに達する常緑の高木で、庭木などに利用されるほか、材木としても価値が高い樹木である。
○日本では北海道~九州にかけて分布しているものの、暑さに弱いことから西日本での分布は高標高地に限られている。中国山地では高所に見られるが、比婆山御陵の山頂部には稀にみる群落が形成されている。当地はイザナミの葬地と伝えられており、そこに群生するイチイは神域の象徴として崇められてきた。このような背景から、西城町(当時)により天然記念物に指定された。
○しかしながら、比婆山御陵は西城町と比和町にまたがっており、比和町側にもイチイが存在することは知られていた。平成28年の調査によってその生育状況が詳らかになり、比和町側にも多数が生育していることが判明した。これらを一体のものとして保護の万全を図るため、平成29年に追加指定が行われた。
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