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念願だった口和町での生活を楽しむ中平さん

生まれ育った口和町に帰りたいと願い続け、念願叶った中平さんに現在の生活などを聞きました。

▼中平愛(なかひらあい)さん
中平愛さん


持ち続けた思い

私は5年前、大阪から生まれ育った口和町に帰ってきました。
関西地方の大学に進学し、結婚してからは夫の仕事の関係であちこちに移り住みました。
短い時には1年未満で転勤になり、いつ引っ越しになるか分からないので、荷物はいつも段ボールに入れたままで
必要な時に取り出して使う生活をしていました。
転勤族だった私たち家族をあたたかく迎えてくれた所もあれば、何年経っても馴染めなかった所もあります。
いろんな地域に住みましたが、「ここは私が住む場所ではない、いつか口和に帰りたい」という気持ちをずっと
持っていたように思います。

口和に帰る

口和の実家は、しばらく空き家になっていましたが、母が掃除や風通しに帰り、いつでもまた住めるように守って
くれていました。その役目を私が受け継いだ頃から、口和に帰りたいという気持ちが強まったと思います。
夫には言っていませんでしたが、どうやら私の気持ちが分かってくれていたようで、実家をリフォームし、夫の定年
退職後に口和へ夫婦で帰ってきました。快く受け入れてくれた夫に感謝です。
残念ながら母は昨年亡くなりましたが、「口和に帰りたい。私があの家に住んでもいい?」と聞いた時の母のうれし
そうな笑顔を今も覚えています。
母と仲良くしてくださった方から、「あなたが口和の家に帰ってきたことが最高の親孝行だったんだよ」と聞いて、
本当にこの家に帰ってきてよかったと思います。
現在は、草が生えていた畑を耕して野菜を育てたり、自治会の活動に参加したりしています。
初めてのことも多く戸惑うこともありますが、周りの方や古くからの友人知人に助けて頂いてとても有難いです。
こちらに住んでから私の表情が柔らかくなったと夫は喜んでいますし、借家住まいから持ち家ができたことで、
以前より頻繁に子どもたちが、私たちのところへ帰ってくるようになったことがとてもうれしいです。

※「用語解説」のご連絡については、ウェブリオまでお問い合わせください。

自治定住課
お問い合わせ
自治定住係:住民自治の推進、コミュニティ振興、地縁団体、自治振興区、集会所整備、空き家バンク、転入定住施策など
電話:0824-73-1209